使命を果たし、事業に貢献
するだけでなく研究者としての
高みを目指し続ける

PEOPLE

未来を考える人たち

使命を果たし、事業に貢献するだけでなく研究者としての高みを目指し続ける

廣川 脩祐

SHUSUKE HIROKAWA

廣川 脩祐

SHUSUKE HIROKAWA

  • 技術開発センター
  • 2020年度入社
  • 自然科学研究科卒
  • 技術開発センター
  • 2020年度入社
  • 自然科学研究科卒

INTERVIEW

01

幅広い分野に活用される軟磁性材料を研究

もともと精密機械の開発に携わるのが夢で、大学は工学部へ進学。大学院では材料系の研究室に所属していたため、学んだことを活かせるのではと思い材料業界に絞って就職活動を行いました。インターンシップに参加し、採用担当者や研究開発に携わるたくさんの先輩社員とお話をする中で、「会社の雰囲気や業務内容、また勤務地も自分に合っているのではないか」と感じて、三菱製鋼を選びました。現在は、PCや自動車など、幅広い製品の電子回路に搭載されるインダクタ(コイル)をはじめとする様々な部品のコア材料となる軟磁性粉末の研究開発に携わっています。また、磁性分野の他にも新規粉末の成分開発やカーボンニュートラル事業につながるクリーンエネルギーに関連した素材研究などにも関わっています。

INTERVIEW

01

INTERVIEW

02

INTERVIEW

02

任されたテーマについては自分が社内一番の専門家

当社の研究開発部門の魅力は、「自由度が高いこと」だと感じています。入社1年目でも個人の研究テーマを持ち、自らが決めた方針を基にして研究を進めることができます。自由が与えられる一方で、社内で誰も取り組んでいないテーマの担当者になる可能性もあるため、そのテーマに関しては、「自分が社内一番の専門家」という重圧、責任を負うことになります。実験がうまくいかず、落ち込むことも多々ありますが、自分の考えに先輩や上司の知見もプラスして研究方針を決めて、実際に実験を行い、その結果を考察するプロセスを繰り返す日々。これは、まさに学生時代から思い浮かべていた研究者像そのもの。研究職を志していた私にとっては、これ以上ない環境だと思います。

INTERVIEW

03

使命を果たすとともに自分の可能性に挑戦

自分の仕事から得た新たな知見を製品の特性改善、ひいては顧客獲得につなげることが私の使命です。軟磁性粉末に限らず、素材の研究開発でお客様の要求水準を満たす結果を得ることは簡単ではありませんが、着実に成果を積み上げるべく、日々邁進しています。ただし、任された研究をこなすだけでなく、研究者としてより高みを目指すことも忘れないようにしています。三菱製鋼には「社会人ドクター制度」が設けられており、制度を利用して博士号を取得した先輩社員もいます。一度きりの人生ですから、チャンスがあれば大学院で専門性をさらに磨き、その過程で培ったものを仕事に活かしていく、そんな将来も可能性の一つとして考えています。

INTERVIEW

03

CAREER

1年目に初めて任された試験研究が量産検討へ

配属されて数ヶ月ほど経った頃、先輩の抱えていたテーマの中から初めての試験研究を一つ任されました。粉末の表面に化学的な処理を施して特性向上を狙うことを目的に、これまで当社に知見のなかった処理方法を研究するものでした。試行錯誤の苦しい期間が半年ほど続きましたが、実験室レベルで一定の成果が得られたことで、この研究は量産化を視野に入れた次のステップへと進んでいます。私の研究者人生の忘れられない第一歩となりました。その後は軟磁性粉末の特性改善に取り組む他、カーボンニュートラル事業を見据えた試験研究の一部を担当。試験結果を基に実施した社内への技術紹介やPR活動がうまくいき、新規試験研究として正式に採用される見通しとなりました。

休日の過ごし方

博物館の特別展で、大昔にタイムトリップ

休日は自宅でTVを見たりゲームをしたりして過ごすことが多いですが、定期的に博物館等に足を運んでいます。特に興味があるのは、古代文明や古代生物。関東圏には多くの博物館があり、特設展示の催しも頻繁に行われるため、イベント情報のチェックは欠かさないようにしています。小さい頃、教科書で見ていたものが目の前にあらわれると、胸が高鳴ります。実は、研究者になろうか、学者になろうか迷ったこともあったのです。毎日のメリハリをつけるため、休日はなるべく仕事のことは考えないようにして、心身をリフレッシュするようにしています。