次のステップに成長するために
今までの延長線上にない仕事を志向

PEOPLE

未来を考える人たち

次のステップに成長するために今までの延長線上にない仕事を志向

小川 貴大

TAKAHIRO OGAWA

小川 貴大

TAKAHIRO OGAWA

  • 千葉製作所 技術部 設計グループ
  • 2009年度入社
  • 工学部卒
  • 千葉製作所 技術部 設計グループ
  • 2009年度入社
  • 工学部卒

INTERVIEW

01

最新の解析技術を駆使し厳しい仕様に挑む

私は、自動車サスペンション用のコイルばね、スタビライザの設計開発に携わっています。当社の設計者の仕事は、客先である自動車メーカーの設計者から製品の仕様に関する要求をヒアリングするところからスタート。CAE(Computer Aided Engineering)解析を駆使して、先方と取り決めた仕様に基づいて、つくる製品の耐久性や周辺部品との隙間を設計段階で予測しながら、設計作業を進めます。難易度が高い要求に直面し苦労することは多々ありますが、難しければ難しいほどやりがいはあります。社内外の関係者と形状・規格、製造方法等を調整して最適な設計を行い、厳しい仕様をクリアできた時の喜びはひとしおです。

INTERVIEW

01

INTERVIEW

02

INTERVIEW

02

新材料・工法が認められて採用された時の嬉しさ

自動車業界では、脱炭素社会の実現に向けてEV化などの変革が進んでいます。クルマをめぐる新たなトレンドに伴い、私たちの製品の重量や形状への要求は極めて高度化。それに対応する製品をつくるために、技術開発部門と連携して新材料・工法を開発します。ばねは自動車の重要保安部品ですから、前例のない新材料・工法を承認、採用してもらうのは容易ではありません。それだけに、膨大な数の実験を重ねて安全性を証明し受注できた時に、開発に関わったメンバーと分かち合う達成感は格別です。また、自分が設計した製品の量産が開始され、装着された自動車を街で見たりする時も、「設計者になって良かった」と思います。

INTERVIEW

03

素材から製造までを俯瞰できる技術者に

一番の目標は、担当する自動車メーカー様への新規拡販。自動車用ばねは、技術力の高い競合メーカーがひしめく分野ですから、難しいテーマです。しかしお客様とのコミュニケーションに努めて、良い関係を築いていけば、相手が求める製品を的確に設計開発することにつながり、道は開けるのではないでしょうか。また私は、設計に必要な知識を深めるだけでなく、素材から製品ができるまでの流れを俯瞰できるようになりたいと思っています。具体的には、製品のコスト計算や工場の生産性の検討などもできるように。従来の延長線上にない仕事ができるようになることで、技術者として次のステップに進みたいのです。

INTERVIEW

03

CAREER

海外駐在で技術者としての幅が広がった

私のキャリアの節目になったといえるのが、3年間の中国駐在です。ここでは、語学研修生、技術部スタッフとして様々な経験を積むことができました。語学研修生としてはHSK検定4級を取得し日常会話程度は中国語で意志疎通ができるように。一方、技術スタッフとしては、新たに立ち上げたスタビライザ生産ラインをお客様に承認してもらうためのプレゼンテーションや監査対応業務などを担当。また現地の製造スタッフと協力し、お客様から要求される仕様を満たす製造設備の設定値の検討に取り組むことで、製造に関する知識も習得しました。さらに日本本社と連携した設計開発業務の推進に関わる中で、海外のお客様やスタッフと円滑に業務を進めるためのコミュニケーションの取り方を学びました。中国で身に付けたコミュニケーション力は、現在携わっている海外拠点向けの製品の設計開発業務に大いに役立っています。

休日の過ごし方

仲間とのバスケに備えて自主練に励む

学生時代からバスケットボールをしていて、今に至るまで続けています。コロナ禍になる前は、年に数回ほどですが、学生時代からのメンバーと大会(初級レベルですが)に出場。年々低下する体力と成績を少し切なく感じながらも、バスケットボールを楽しんでいました。現在はコロナの影響で、みんなが集まっての練習や試合は思うようにできない状況となっていますが、「いつか元通りになる日」を睨んで、時間を見つけては、体力を維持するように自主練に励んでいます。