志望通りの研究開発の世界で
材料の専門性に磨きをかける

PEOPLE

未来を考える人たち

志望通りの研究開発の世界で材料の専門性に磨きをかける

川尻 剛大

TAKEHIRO KAWAJIRI

川尻 剛大

TAKEHIRO KAWAJIRI

  • 技術開発センター
  • 2016年度入社
  • 理工学研究科卒
  • 技術開発センター
  • 2016年度入社
  • 理工学研究科卒

INTERVIEW

01

一つのテーマが任され自由に挑戦できる

就職活動では、「大学で専攻した材料の知識を活かして研究開発の仕事に就きたい」と考えていました。そして、素材から製品まで一貫したものづくりに取り組む三菱製鋼であれば、幅広い視点から研究開発に携わることができるのでは、と考え入社を決めました。思い描いていた通り、開発の専門部隊である「技術開発センター」に配属。現在は、主に自動車用ばねの軽量化のため製造技術や材料の開発を行っています。当社では入社して2、3年目で仕事に慣れてくると、一人の研究者に一つのテーマが与えられて、自分のテーマにどうアプローチするかは、それぞれの裁量に任されます。自分の思ったやり方で挑戦できますから、とても満足のできる環境です。

INTERVIEW

01

INTERVIEW

02

INTERVIEW

02

鉄系の材料のみならず新しい材料にも挑戦

私が初めて主担当になったのは、FRP(繊維強化プラスチック)を用いた自動車用ばね開発です。自動車用ばねの画期的な軽量化につながるFRPの研究は、以前からアメリカの拠点で進められていました。私は日本側の担当者として、当社が熟知する鉄とは全く違う材料であるFRPでの自動車用ばねの製造方法、品質管理などの調査・評価を行いました。それらの研究結果をまとめたデータを基にFRPを使った次世代に向けた製品開発を新たに取り組んでいます。また、研究活動の成果を経営トップに自分で直接報告するという貴重な経験もさせてもらいました。

INTERVIEW

03

学んだ知識を共有化しチーム全体を成長させたい

一つの研究領域に特化するのは、非常に意義あることです。しかし、私としては今までを振り返って、自動車用ばねの各製造工程の技術、製品設計やその解析、新しい素材を活用した製品開発など、様々な知識を学んで、それを実際に試す経験ができたことが非常に良かったと思っています。これからは学んできた知識を生かして、既存の製品や用途にとらわれることなく、ばねの新たな活用形式、FRPのような新素材を使った製品をさらに追求していきたいと考えています。また入社から5年あまりが経ち、後輩の研究者たちをリードする立場になりましたので、自分の知識を共有化して、チーム全体のクオリティを上げることも意識して研究活動に取り組んでいきます。

INTERVIEW

03

CAREER

2年目に、一つの研究テーマの主担当を任される

入社後して間もなくは、先輩社員の下について自動車用スタビライザの研究開発に携わりながら、仕事の進め方や強度計算などばね製品の評価についての基礎知識を学びました。その後、自分の担当テーマの研究を進める中で、ばねの開発についての現行技術のまとめや、評価研究開発の全体スケジュール立案、製品の製造手法の評価、品質の評価方法、ばね設計及び解析技術などの経験を積みました。入社2年目には、初めての主担当案件として、FRP(繊維強化プラスチック)を使った自動車用ばねの研究開発に携わり、日本と海外のものづくりに対する考え方の違いを体験。その後は、高応力( 物体が外から力を受けた時、物体の内部に発生する力のこと)ばねの開発、新技術に対する客先からの承認を獲得する活動などを行っています。

休日の過ごし方

海沿いや山道を気の向くままにドライブ

休日は自宅がある千葉の海沿いを、愛車でドライブしています。ドライブといっても目的地はその時々によって様々。気になったスポットを目指して運転することもあれば、大雑把に行ってみたい場所を決めて気の向くままに走ることもあります。千葉は、ドライブに最適なエリアです。もちろん海沿いは景色のきれいな場所がいたる所にありますし、房総半島は山道も走って楽しい所がたくさんあります。車の中では、昔から聞いているお気に入りの曲を聞いています。車の中は、私にとって一人の時間を楽しめる貴重な空間です。