より緻密な造形を可能にする
金属粉末の世界で成長を誓う

PEOPLE

未来を考える人たち

より緻密な造形を可能にする金属粉末の世界で成長を誓う

平山 陽一

YOICHI HIRAYAMA

平山 陽一

YOICHI HIRAYAMA

  • 広田製作所 製造部 粉末グループ
  • 2021年度入社
  • 理学部卒
  • 広田製作所 製造部 粉末グループ
  • 2021年度入社
  • 理学部卒

INTERVIEW

01

自分の仕事の成果が会社の損益に影響する

部品関係の仕事をしている父の姿を見ているうちに、自分もものづくりに興味を持つように。そして、「素材づくりはものづくりの根幹になる」という父の言葉から、部品だけでなく、その素材開発も手掛けている会社に注目しました。また、新しいものづくりをいろいろ調べていく中で、比較的新しい金属造形法である粉末冶金法に興味を持ち、三菱製鋼はその要となる金属粉末を扱っていたことから入社を決めました。現在私は、自動車のエンジンなどに使われる金属粉末製品の材料管理と配合計算・調整をメインに担当しています。金属粉末の金属的性質を決定させる業務ですから、投入する原材料や配合計算にミスがないか万全の注意を払いながら取り組むことが求められます。自分が行った配合のミス一つで製品の品質、ひいては会社の損益に影響を及ぼす責任の大きな仕事ですが、その分やりがいも感じています。

INTERVIEW

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INTERVIEW

02

INTERVIEW

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教えてもらう立場でも受け身にはならないように

私は現在、担当業務をこなしながらも、製作所内の工程や設備・システムなどを日々勉強しているところでもあります。先輩や製造現場の皆さんに教えてもらうことばかりの私ですが、常に心に留めている二つのことがあります。それは、教えてもらう立場であっても受身にならないこと。自分の意見や意思を尋ねられたら、すぐ答えられるように考えておく。そうすることで相手に熱意が伝わり、より積極的にアドバイスがもらえるようになります。もう一つは、一度でも関わった知識は、必ず自分のものにすることです。特に、金属粉末に関連する専門用語や根本的な原理については、徹底的に調べて考えて、自分なりに消化するようにしています。そうすることで、次第に会議や製造現場で交わされる会話や議論に、少しずつでも関わっていけるようになりたいと思っています。

INTERVIEW

03

金属粉末の基礎知識を固めて次のステップを目指す

粉末冶金法に加えて、MIM(金属粉末射出成形)技術や3Dプリンタ技術の発展により、金属粉を使ってより緻密な造形ができるようになっています。しかし、造形技術がどんなに進化しても、造形の素材となる金属粉末の技術が進化しなければ、より質の高いものをつくることができません。また金属粉は、どんな分野で使われるかが未知であり、それがまた面白いところでもあります。未来のものづくりの土台となる金属粉末の特性・品質の向上に携わっていることが、今の私のやりがいです。原材料や配合の管理業務を通して金属粉末の基礎知識を固めて、将来は新しい金属粉末の研究や開発業務に挑戦したいと考えています。

INTERVIEW

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CAREER

現在の担当業務にいかされている現場実習

現場実習では、広田製作所の工場で行われている工程を一つひとつ学びました。この時に金属粉末がどんな流れでできていくのかを掴めたことは、現在担当する配合管理、材料管理業務に生かされています。今は配合管理業務を通じて、製造する鋼種の成分的な特徴や特性の理解を進めると同時に、材料自体の特徴や製造ラインへの投入時のノウハウなどを勉強。また材料管理業務では、「使用している原材料がどのくらい安定したものなのか」「既存品と比べてのメリット・デメリットは何なのか」などの知識を習得しています。

休日の過ごし方

好きなゲームやイラスト製作でインドアの時間を楽しむ

根っからのインドア派なので、休日は家でのんびりと過ごしています。家では、ネットサーフィンの他、映画やアニメなどの動画コンテンツ、ゲームなどを楽しんでいます。また、大学時代には絵を描くサークルに所属していたこともあり、ふとした時にイラスト製作をすることもあります。最近ではゲーム開発にも興味が出てきたので、仕事と両立しつつ簡単なものでもゲーム製作ができないかチャレンジしたいです。