すべての製品の品質の番人となって
お客様と工場の信頼をつなぐ

PEOPLE

未来を考える人たち

すべての製品の品質の番人となってお客様と工場の信頼をつなぐ

小栗 貴文

TAKAFUMI OGURI

小栗 貴文

TAKAFUMI OGURI

  • 室蘭製作所 製造部 工程グループ
  • 2016年度入社
  • 工学研究科卒
  • 室蘭製作所 製造部 工程グループ
  • 2016年度入社
  • 工学研究科卒

INTERVIEW

01

特殊鋼のダイナミックなものづくりに魅力を感じて

三菱製鋼は鉄鋼メーカーですが、銑鋼一貫(鉄鉱石から鉄を取り出すところから最終製品の製造までを一つの工場内で行うこと)のメーカーではなく、自動車や建設機械向けの特殊鋼やばねなどの鋳鍛造品も生産している点に特徴があります。特殊鋼に興味を持った私は、就職活動の時に特殊鋼鋼材の材料開発を推進する専門部隊「技術開発センター」が設立されることを知り、「いつか自分も未知の特殊鋼の開発に挑戦できるかもしれない」と考えました。また、5000℃以上の銑鉄が、高炉から転炉、製鋼へと巨大な設備で加工されながら特殊鋼ができていくダイナミックなものづくりを目の当たりにして、心を動かされたことも志望動機の一つになりました。

INTERVIEW

01

INTERVIEW

02

INTERVIEW

02

すべての製品の品質を支える誇りとやりがいがある

現在私は、「製鋼工場」、「圧延工場」を経てつくられた特殊鋼製品の品質を保証するために様々な検査を行う「精整工場」の生産管理を担当しています。月間の圧延計画に基づいて決めた月間の精整扱い量の達成を目指して、生産設備の能力と稼働計画を勘案して月間の精整計画を作成し、実施していきます。突発のトラブルや客先からの緊急加工依頼に対応しなくてはならないため計画通りにいかないことも多々ありますが、それだけに計画通りに進んだ時の喜びはひとしおです。決して表舞台に立つわけではありませんが、客先と工場をつなぐ要であり、すべての製品の品質を最も川下で支える仕事に、誇りとやりがいを感じています。

INTERVIEW

03

海外体験で身に付けた前向きな姿勢&タフなメンタル

私は新人時代に、語学研修生としてインドネシアへ海外赴任し、2年半余りを過ごしました。私が海外で学んだのは、「自分から動かないと、仕事にならない」ということです。異なる文化をバックボーンとする人たちと働くと、誰かとコミュニケーションするにしても、誰かに教えを請うにしても「受け身でいては、前に進まないこと」を痛切に感じるのです。また日本の常識は通じませんから、日々思いもよらぬ出来事ばかり。そのおかげで、何事にもめげないメンタルを身に付けることができました。異国の地で衣食住ともに苦労しましたが、生きていく上、働く上での礎を得ることができたと思います。

INTERVIEW

03

CAREER

広い視野から特殊鋼づくりに関わりたい

現在担当する精整工場は、特殊鋼をつくる工程の川下になります。この経験をいかして、いつかは製鋼、圧延など、より川上の工程に関わる業務にも取り組んでみたい、さらに将来は、製鋼→圧延→精整といった工程を経てつくられた製品が船積されお客様の元に届けられるまで、つまり特殊鋼のサプライチェーン全体の視点からものづくりに関わりたいと考えています。また鉄鉱石の枯渇、脱炭素化への対応といった、特殊鋼の生産活動が直面する課題解決に関する業務に挑戦したいという思いもあります。

休日の過ごし方

芝生のきれいなゴルフ場で海外で磨いた腕前を発揮

北海道は自然豊かで空気もおいしく、特に夏は涼しくて旅行にはもってこいの土地です。ユネスコの世界自然遺産「知床」をはじめ、一度は行ってみたい観光地がたくさんあります。最近の話題でいうと、白老町にあるアイヌ文化が体験できる「ウポポイ」なども、大勢の方に見てほしい施設です。とはいえ私自身がどこへよく出掛けるかというと、ゴルフ場です。インドネシア時代に始めたゴルフは、私の何よりのリフレッシュ方法となっています。事業所のある室蘭にもいろいろなゴルフ場がありますが、個人的には少し足を延ばしたエリアにある芝生のきれいなゴルフ場が気に入っています。