業界最高品質への挑戦を
部下たちと共に大いに楽しむ

PEOPLE

未来を考える人たち

業界最高品質への挑戦を部下たちと共に大いに楽しむ

豊島 崇行

TAKAYUKI TOYOSHIMA

豊島 崇行

TAKAYUKI TOYOSHIMA

  • 室蘭製作所 製造部長
    兼 圧延グループ長
  • 2007年度入社
  • 工学部卒
  • 室蘭製作所 製造部長
    兼 圧延グループ長
  • 2007年度入社
  • 工学部卒

INTERVIEW

01

総勢約250名を率いて製造工程の改善に取り組む

現在私は製造部長として、総勢約250名が関わる室蘭製作所の製造工程の操業管理に携わっています。特殊鋼鋼材の製造工程は、大きく次の3つに分かれます。お客様のニーズに応じた品質の素材をつくり込む「製鋼工程」、所定の形状にする「圧延工程」、様々な品質検査を行う「精整工程」です。こうした一連の工程の安定稼働を実現するために、製造を担当する人たちが安全かつ効率良く作業するための環境づくり、操業状況の監視管理などに取り組みます。また、製造業の重要な三要素Q(品質)C(コスト)D(納期)のスパイラルアップ(継続的な向上)を図るべく、部署員たちの様々な改善活動をリードするのも私の使命です。

INTERVIEW

01

INTERVIEW

02

INTERVIEW

02

悲観的に準備し楽観的に行動する

私は、ものづくりというのは、理論的に考えて正しいことを実行すれば、必ず成功へのルートが開けるものだと思います。とはいえ、常に良い結果が得られるとは限りません。試作も量産も、予期せぬトラブルがつきものです。そこで、私はいつも部下たちに「悲観的に準備して、楽観的に行動しなさい」と言っています。起こり得るトラブルは悲観的になって想定し、それに備える必要があります。ただし、トラブルが起きてしまったら、悲観的では何も解決しません。あれこれ悩んでばかりいないで楽観的に行動を起こしていくことで、壁を乗り越えて、何かをつかむことができるのです。

INTERVIEW

03

一担当者から製造部長へ。立場は変わっても、変わらない喜び

特殊鋼の品質を常に高めていくことが私たちの重要な仕事となります。私は入社5年目に、特殊鋼の寿命に影響する不純物(介在物サイズ)を極小クラスまで低減させるために自分で試験研究・設備投資の計画立案・実行を行い、目標通りの成果を得るという貴重な経験をすることができました。この時の達成感は、今も忘れることができません。不純物を極限まで低減する取り組みは今、私の部下たちに引き継がれています。自分で作業する立場から、製造部長として全体の方針を示す立場へと変わりましたが、部下たちと共に業界最高品質への挑戦を大いに楽しんでいくつもりです。

INTERVIEW

03

CAREER

「ものづくりは人づくり」の思想で若手を育てる

当社に入社して、「ものづくりは人づくり」の心がある企業風土の中で着実にステップアップしてくることができました。鉄のことを何も分かっていない状態だった私を、周りの先輩や上司の皆さんが厚くフォローしながら育成してくださいました。そうした中で、若手の段階からある程度の裁量を与えてもらえたことも、成長の力強い後押しになったと思っています。自分で製造ラインの改善に向けた試験の計画を考えたり、自分が良いと思ったことを上司と相談しながら実行に移したりしてこれたことが、様々な成果につながり、自信になっています。さらに成果が出れば適切に評価され、処遇にも反映されますから、高いモチベーションを持って働き続けることができています。「新しいことに挑戦したい」「自分を成長させたい」という気持ちのある人にとっては、この上ない環境が待っています。

休日の過ごし方

夏はゴルフ、冬はスノボで北の大地を満喫

出身は静岡県ですが、今ではすっかり北海道に馴染んでいます。北海道という大自然に囲まれたロケーションをいかして、夏はゴルフ、冬はスノボなどで休日を満喫しています。コロナ禍となってからは制限もありますが、密を回避しながら楽しんでいます。また、今はやっていませんが、機会があれば挑戦したいのが、学生時代にやっていた弓道です。長らくやっていませんが、近所に道場があるのを見掛けて、「もう一度やってみようかな」という気持ちが湧いてきました。心を静めて、精神を統一して矢を放ち、狙った的を射抜くことができた時の爽快感は、忘れることができません。