個人投資家の皆様へ

個人投資家の皆様に、三菱製鋼グループをより深くご理解いただくための情報を掲載しています。

代表取締役社長 執行役員 山口 淳

三菱製鋼とは

人を活かし、技術を活かし、時代の波に乗り続ける

三菱製鋼グループは「特殊鋼をつくり加工する」素材から製品までをつくる一貫メーカーとして歩んできました。

当社の歴史は、1904年東京スプリング製作所として、紡績機械用の小さなばねをつくることから始まりました。当時はばねの材料は欧米からの輸入が中心であり、僅かに国内で入手していました。第一次世界大戦が始まると材料の入手は困難になり、生産活動を続けるために自分たちでばねの材料である特殊鋼の生産を手掛けるようになりました。

現代で言うベンチャー企業であり、この時から「素材から製品まで」をつくり上げる精神と何事にもチャレンジするというDNAは今なお綿々と引き継がれています。

創業
1917
売上高
1,705億円
国内生産拠点数
4拠点
海外生産拠点数
9拠点

三菱製鋼の事業

三菱製鋼の強み

素材から製品まで一貫したモノづくり

三菱製鋼グループは、特殊鋼鋼材事業、ばね事業、素形材事業、機器装置事業の4事業で構成されます。創業当時から“特殊鋼をつくり加工する”会社として、「素材から製品までの一貫生産」を強みとし、自動車や建設機械をはじめ幅広い分野向けに製品を提供し、社会に貢献しています。

4つの事業領域

特殊鋼鋼材事業

高い強度特性や耐久性を実現する特殊鋼を生産、建設機械をはじめ、社会を支えるさまざまな製品に使用されています。

セグメント別売上構成比率セグメント別売上構成比率

ばね事業

国内唯一の素材から製品までの一貫生産を特長とし、精密ばねから超大型ばねまで豊富な品揃えを展開しています。

セグメント別売上構成比率セグメント別売上構成比率

素形材事業

付加価値を素材から創出する事業分野として、特殊合金粉末及び鋳造、機械加工技術で幅広い分野に使用される素形材製品を製造しています。

セグメント別売上構成比率セグメント別売上構成比率

機器装置事業

基幹産業を支える機械・プラント技術をベースに幅広い製品へ展開しています。

セグメント別売上構成比率セグメント別売上構成比率

三菱製鋼の成長戦略

人を活かし、技術を活かし、時代の波に乗り続ける企業でありたい

基盤事業の“稼ぐ力”を強化してキャッシュを創出し、成長が期待できる戦略事業に積極投資して“育成”を推進することで、企業価値の向上と持続的成長を実現してまいります。
戦略事業については、「環境対応」「海外事業」「EVシフト」をキーワードに、2030年に向けて大きな飛躍を目指します。

戦略事業育成に向けた主要な取り組み
海外鋼材

需要旺盛な海外事業を拡大

2022年度
2030年度

海外売上2

商用車用・車両用ばね

モビリティの脱炭素化に貢献

2022年度
2030年度

国内外売上2.5

特殊合金粉末

粉末技術で内燃機関偏重からシフト

2022年度
2030年度

軟磁性粉末や3DP用粉末で4

洋上風力関連

洋上風力の国産サプライチェーン
構築に寄与

2022年度
2030年度

大型化に対応できる強みで3.5

精密部品

精密部品で世の中のニーズを
形にする

2022年度
2030年度

高機能ヒンジユニットで3

ESGへの取り組み

当社では社会課題解決への取り組みを企業が果たすべき重要な責務の一つと認識しています。また「2023中期経営計画」では、ESGを重要テーマと位置づけ、4つの基本方針の中に、「人材への投資」と「サステナビリティ経営」を掲げ、企業価値向上に向け、さらなる取り組みの強化を進めています。

主なトピックス
環境
  • 自社工場のCO2削減

    2050年カーボンニュートラルに向けた取り組みの推進

  • EVシフトや環境対応製品の開発強化

    ばねの軽量化、洋上風力発電関連製品、サーキュラーエコノミーへの貢献、環境にやさしい材料開発の推進 等

社会
  • 人的資本経営の推進

    中計4大方針の一つとして「人材への投資」を掲げ「人を活かす経営」を実現する

  • 人権尊重の取り組み

    人権方針の制定、人権デューデリジェンスの実施 等

  • 地域・社会貢献活動の推進
ガバナンス
  • 取締役会における議論の拡充と監督機能の強化
  • 指名報酬委員会の設置と運営
  • 役員報酬への非財務指標の反映
  • 政策保有株式の削減

業績ハイライト

 2022年度実績2023年度予想
連結売上高1,705億円1,650億円
連結営業利益55億円45億円
ROE5.1%0.2%

個人投資家の方からよくあるご質問

Q
名義書換、住所変更や相続などの株式諸手続は、どこに連絡すればいいのでしょうか?
A

お取引口座のある証券会社にお申し出ください。なお、証券会社等に口座がなく、特別口座(※)に記録されている株主様につきましては、当社の特別口座管理機関である三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部にご連絡ください。
〒183-0044 東京都府中市日鋼町1-1
TEL:0120-232-711(受付時間 土・日・祝日を除く 9:00~17:00)

  • 「特別口座」とは、株券電子化までに証券保管振替機構(ほふり)に株券を預託されなかった株主様の権利を確保するため、当社が開設している口座です。特別口座に記録された株式の売買・譲渡・贈与等を行うには、あらかじめ証券会社等にご本人の取引口座を開設し、株式を振り替える必要があります。