個人投資家の皆様へ
個人投資家の皆様に、三菱製鋼グループをより深くご理解いただくための情報を掲載しています。

三菱製鋼とは
人を活かし、技術を活かし、時代の波に乗り続ける
三菱製鋼グループは「特殊鋼をつくり加工する」素材から製品までをつくる一貫メーカーとして歩んできました。
当社の歴史は、1904年東京スプリング製作所として、紡績機械用の小さなばねをつくることから始まりました。当時はばねの材料は欧米からの輸入が中心であり、僅かに国内で入手していました。第一次世界大戦が始まると材料の入手は困難になり、生産活動を続けるために自分たちでばねの材料である特殊鋼の生産を手掛けるようになりました。
現代で言うベンチャー企業であり、この時から「素材から製品まで」をつくり上げる精神と何事にもチャレンジするというDNAは今なお綿々と引き継がれています。
三菱製鋼の事業
三菱製鋼の強み
素材から製品まで一貫したモノづくり
三菱製鋼グループは、特殊鋼鋼材事業、ばね事業、素形材事業、機器装置事業の4事業で構成されます。創業当時から“特殊鋼をつくり加工する”会社として、「素材から製品までの一貫生産」を強みとし、自動車や建設機械をはじめ幅広い分野向けに製品を提供し、社会に貢献しています。
4つの事業領域

特殊鋼鋼材事業
高い強度特性や耐久性を実現する特殊鋼を生産、建設機械をはじめ、社会を支えるさまざまな製品に使用されています。



ばね事業
国内唯一の素材から製品までの一貫生産を特長とし、精密ばねから超大型ばねまで豊富な品揃えを展開しています。



素形材事業
付加価値を素材から創出する事業分野として、特殊合金粉末及び鋳造、機械加工技術で幅広い分野に使用される素形材製品を製造しています。



機器装置事業
基幹産業を支える機械・プラント技術をベースに幅広い製品へ展開しています。


三菱製鋼の成長戦略
人を活かし、技術を活かし、時代の波に乗り続ける企業でありたい
基盤事業の“稼ぐ力”を強化してキャッシュを創出し、成長が期待できる戦略事業に積極投資して“育成”を推進することで、企業価値の向上と持続的成長を実現してまいります。
戦略事業については、「環境対応」「海外事業」「EVシフト」をキーワードに、2030年に向けて大きな飛躍を目指します。

需要旺盛な海外事業を拡大
海外売上2倍

モビリティの脱炭素化に貢献
国内外売上2.5倍

粉末技術で内燃機関偏重からシフト
軟磁性粉末や3DP用粉末で4倍

洋上風力の国産サプライチェーン
構築に寄与
大型化に対応できる強みで3.5倍

精密部品で世の中のニーズを
形にする
高機能ヒンジユニットで3倍
ESGへの取り組み
当社では社会課題解決への取り組みを企業が果たすべき重要な責務の一つと認識しています。また「2023中期経営計画」では、ESGを重要テーマと位置づけ、4つの基本方針の中に、「人材への投資」と「サステナビリティ経営」を掲げ、企業価値向上に向け、さらなる取り組みの強化を進めています。

- 自社工場のCO2削減
2050年カーボンニュートラルに向けた取り組みの推進
- EVシフトや環境対応製品の開発強化
ばねの軽量化、洋上風力発電関連製品、サーキュラーエコノミーへの貢献、環境にやさしい材料開発の推進 等

- 人的資本経営の推進
中計4大方針の一つとして「人材への投資」を掲げ「人を活かす経営」を実現する
- 人権尊重の取り組み
人権方針の制定、人権デューデリジェンスの実施 等
- 地域・社会貢献活動の推進

- 取締役会における議論の拡充と監督機能の強化
- 指名報酬委員会の設置と運営
- 役員報酬への非財務指標の反映
- 政策保有株式の削減
業績ハイライト

2023年度実績 | 2024年度予想 | |
---|---|---|
連結売上高 | 1,699億円 | 1,650億円 |
連結営業利益 | 48億円 | 80億円 |
ROE | △2.3% | 7.7% |
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