環境
三菱製鋼グループ環境方針
ISO14001に則った環境管理システム(EMS)は2001年にCOP3京都議定書を受けて構築したもので、その時から環境方針をグループ内外に向けて発信しました。現在のものは、COP21パリ協定(気温上昇+1.5℃以内)を受けて2016年に改定したものです。いずれも取締役会の監督の下に策定されています。この方針は、グループEMS環境マニュアルにも記載しており、本マニュアルは担当役員(総括環境管理責任者)が改定の都度承認しております。
基本理念
私たちは地球環境の保全が人類共通の最重要課題のひとつであることを認識し、事業活動のあらゆる面で環境の保全に積極的に取り組みます。
行動指針
- 1ものづくりを通して持続可能な社会に貢献する組織として、製品の開発・設計の段階から製造工程を含むあらゆる事業活動で環境に配慮します。
- 2環境方針に基づいて、環境目的・環境目標を設定し、定期的に見直します。
- 3事業活動のすべての領域で、汚染の予防や、持続可能な資源の利用、及び気候変動の緩和等、環境保護の活動に取り組みます。
- 4環境に関する法律や規制及び当社が同意するその他の要求事項を守ります。
- 5環境活動において、そのパフォーマンスを改善するため、PDCAサイクルを回すことにより、環境マネジメントシステムの継続的改善に努めます。
- 6環境教育、グループ内広報活動を通じて、グループ内で働くすべての人に環境方針を周知し、ステークホルダーにも開示します。
この方針に基づき、グループ各部門は年度毎に環境目標を立てて環境改善活動に取組んでいます。この活動を通して、資材調達・製造・出荷から、資源循環や廃棄物削減までの各製造工程において環境負荷低減に努め、気候変動対策や水資源保全、生物多様性の維持・回復に貢献しています。
この活動は、年に1回トップマネジメントによるレビュー(社長レビュー)により必要に応じて見直され、この結果は、取締役会に報告されます。また、総括環境管理責任者は社長レビュー内容を受け、各部門の活動状況をチェック、フォローしています。
ここでいう「グループ内で働くすべて人」とは、役員および従業員(正社員、契約社員、派遣社員及び請負作業者を含む)を指し、「ステークホルダー」とはサプライチェーンを構成する取引先を含むすべてのビジネスパートナーおよび各事業所周辺自治体にお住まいの皆様が該当いたします。
※当社のISO14001外部認証例(リンク) ☞ISO登録検索 検索一覧 | [JICQA]日本検査キューエイ株式会社
グループEMSコミュニケーション
当グループ内ではそれぞれの拠点に置かれている状況に応じてEMSを構築しており、グループ間におけるコミュニケーションをとりながら環境方針に基づいて活動しています。そのイメージを下図に示します。

グループEMSコミュニケーションの概念図
持続可能な環境改善活動
当グループのEMSはISO14001が要求する継続的な改善が通常の事業活動内で実施できる仕組みにしており、自然とPDCAが回るようになっております。
下図は、グループ内の単独および三菱製鋼室蘭特殊鋼㈱で構築しているPDCAサイクルの例を示しています。
