BUSINESS

事業紹介

01

三菱製鋼とは
どんなメーカーなのか?

特殊鋼の生産から、ばねや素形材などの
製品製造までを一貫して行う特殊鋼メーカー

三菱製鋼は特殊鋼を生産するだけでなく、高い加工技術や成形技術などをいかして、様々な金属製品を製造しています。その製品の提供先は、自動車業界や建設機械業界を中心に幅広い分野に及びます。また、取引先のグローバル化に伴い、海外拠点を通じて世界の様々な地域に製品を提供し、豊かな暮らしを支えています。

鋼から未来を考える会社

特殊鋼の製造だけでなく、様々な最終製品に利用されるばねや素形材の製造まで行える国内メーカーの数は多くありません。また、各事業部のシナジー効果を発揮させるために、研究開発部門を集約した技術開発センターを設置しました。国内外問わず、新しい未来をつくるため、常に新しい素材などをつくり出し、世の中の課題を解決していきます。

三菱製鋼の事業

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特殊鋼鋼材事業

イメージ図

構造用鋼を世界に先駆けてLF(炉外精錬)プロセスで製造した当社。その技術を活かし、現在は室蘭で高炉溶銑を主原料として、建設機械やトラックなどに使われる信頼性の高い特殊鋼を生産。

主な最終用途

建設機械、自動車、産業機械・工作機械 他

2

ばね事業

イメージ図

乗用車、トラック、建設機械、鉄道車両などの「操縦安定性」と「乗り心地」を支えているばね。巻ばね、太物巻ばね、板ばね、スタビライザ、コイルドウェーブスプリングなどを製造。三菱製鋼は日本で初めてばねの製造に成功したメーカーであり、素材から製品までを開発する一貫型のメーカーという特徴が市場競争力を生み出しています。

主な最終用途

自動車、建設機械、情報通信機器 他

3

素形材事業

イメージ図

鋳鍛造メーカーとしても100年近い歴史を有する三菱製鋼。その製品は、一般産業機械をはじめ、OA機器からエネルギー業界まで幅広い分野で使われています。また、粉末製品・磁性材料など、生産技術は多岐にわたっています。

主な最終用途

自動車、建設機械、産業機械 他

02

そもそも特殊鋼とは何か?

用途に応じて鉄に
様々な元素を加えてつくられる特殊鋼

鉄に様々な原料を添加することで、強度や硬度、粘り強さ、耐摩耗性、耐熱性、耐食性などの特性を持つようになった鋼のことを特殊鋼といいます。例えば、ニッケルを加えると粘りと強度がアップしたりするなど、顧客から必要とされるニーズや最終製品の用途などに応じて特殊鋼をつくります。

1

強度が高い特殊鋼

強い鋼は引っ張りや圧縮、回転などの力に長く持ちこたえることができます。強度を高めることで、自動車や機械の軽量化や長寿命化に寄与し、自動車や機械の高性能化を実現します。

2

硬い特殊鋼

硬い鋼は摩耗に強く、変形しにくいという特徴があります。切削工具や金属・プラスチックを成形するための金型など工業製品の発達に貢献します。

3

しなやかな特殊鋼

しなやかな鋼は弾力があり、曲げる力などが加わっても元に戻りやすいという特徴があります。柔軟な鋼なので、ばねやゼンマイなどの工業部品の性能向上に寄与します。

4

磁性のある特殊鋼

磁性のある鋼は、磁気的な性質を持ちます。その性能を利用し、モーターや磁気記憶媒体などの高性能化に寄与し、電子産業の発達に貢献します。

5

錆びにくい特殊鋼

錆びにくい鋼は優れた耐食性を持つので、腐食しやすい環境にてその特徴が活きます。水回りや海岸付近などの機器の長寿命化や景観の維持に貢献します。

6

熱に強い特殊鋼

熱に強い鋼は高温の環境でも摩耗しにくいという特徴があります。その特徴を活かし、航空機のエンジンや超高温下での機械部品の性能・長寿命化に貢献します。

03

どんな最終製品に
使われているのか?

自動車分野製品

地球環境に優しい自動車づくりに向けて軽量化、低燃費化が図られています。当社の特殊鋼は、エンジン、パワートレイン、足回り等の重要保安部品に使用され、高い信頼性を得ています。

建設機械・車両分野製品

建設機械は自動車以上に過酷な使われ方をします。その部分に使用される特殊鋼には、高い強度持性と耐久性が要求されます。

情報通信機器分野製品

特殊鋼メーカーとして永年にわたり培ってきた材料知識をベースにCNC自動旋盤、3Dシミュレーションソフトを高い次元で融合させ、生産性・コストメリットの高い精密機械加工品を製造しています。