DXの推進
三菱製鋼では2021年からDX推進室を発足し、全社を挙げたDigital Transformation(DX)化を推進しています。
DXとは単なるIT活用による業務プロセスの効率化だけでなく、ITなどのデジタル技術を駆使して、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、新たな価値を生み出す活動です。
急激な社会変化やデジタル化が進展する社会環境の中、DX推進は三菱製鋼にとって「重要な経営戦略」となります。
DX推進室としては、「2030年の目指す姿」として以下目標を掲げています。
- 1顧客への対応を変え、現場のプロセスを変え、顧客満足度を向上し、売上・利益の拡大を目指す。
- 2全体業務を連携、経営情報を見える化、迅速な経営判断につなげる。
- 3各部門と連携し、従業員のエンゲージメントを向上させることにより、働きがいのある職場を構築する。
DX基本方針
データとデジタル技術による構造改革を推進します。

ロードマップ
2023~2025年はDX実現に向けた基盤づくりを行い、2026年以降の本格的なDXの取り組み・実現に向け活動を推進します。

DX推進組織
事業部を超えたより広い視点で企業改革を図るため、CDOのもとDX推進室を設置、そこでDXプロジェクトの企画立案を行います。各部門にはDX推進リーダーを配置し、経営陣の考えを迅速かつ確実に現場へ伝達すると同時に、現場レベルのDX推進状況を経営陣が把握可能となる体制を構築しました。

これからの展望と戦略
【新しい付加価値創出】に向け 4つの重点事項 を実行します。

DX導入事例
鋼材事業・分塊圧延工程におけるDX推進の事例
基本設備(ハード品) の構成は変えずに、制御系+ソフトを自社主導で汎用機器へ置換
- STEP.1:熟練工の技をデジタル化+ノウハウを数値化+省人化
- STEP.2:最新のセンシング機器を活用してデータ収集+ノウハウ蓄積・解析
- STEP.3:品質・生産性向上+設備故障予見 ⇒ 完全自動化、人手不足を解消
今回の事例をパッケージ化し、他の事業所への水平展開を進めてまいります。
素形材事業におけるDX推進の事例
「粉末合金製造における作業指示書のデジタル化」
