2026年度入社式 社長挨拶
その他
2026年04月01日

皆さん入社おめでとうございます。社長の山口です。本日、ここに6名の新しい仲間を迎えることができ、大変嬉しく思っております。三菱製鋼を代表してお祝いすると共に、皆さんを心から歓迎いたします。
また、記念すべきこの日にあたり、これまで皆さんを育ててくれたご家族をはじめ、支えてきて下さった方々に感謝の気持ちをぜひ伝えてください。そして、その気持ちを忘れずに持ち続けていただきたいと思います。
当社は、1904年に東京スプリング製作所として、紡績機械用の小さなばねをつくることから始まった、120年以上の歴史を持つ会社です。第一次世界大戦が始まると、それまで輸入していたばねの材料の入手が困難になりました。そこで、我々の諸先輩方は「それなら自分たちでばねの材料を作ろう」と考え、素人同然の立場から特殊鋼の生産に乗り出しました。いまで言うベンチャー企業のような存在であり、「素材から製品まで」作り上げる精神は、現在にも引き継がれています。諸先輩方が積み上げた120年以上の歴史は、決して平坦な道のりではありませんでした。戦争の影響や終戦に伴う需要構造の変化、景気の変動やグローバル化進展への対応など、幾度となく困難を乗り越えてきたからこそ、今の三菱製鋼があります。
そして現代社会においても、政治的な軋轢による国家間の分断や、世界各地で起こる紛争、通商問題を発端としたインフレなどにより、世界規模で不確実性が増しています。加えて、当社が属する鉄鋼業界は、足元では鉄鋼市況の低迷、中長期的にはカーボンニュートラルへの対応や国内市場の縮小が見込まれるなど、業界全体として変革を迫られています。

このように、日々刻々と変化し、先行きが不透明で予測の難しい社会情勢の中で学生時代を過ごしてきた皆さんは、AIなどの新しいテクノロジーにも精通し、柔軟な発想力を持っているように感じます。当社が進めている新規事業の創案や社会課題の解決においても、既存の枠組みを超えたアプローチができるのではないかと期待しています。時に、学生時代には想像もしなかった壁にぶつかることもあるかもしれません。それでも変化を恐れず、何事にも挑戦しながら業務に励んでほしいと思います。
当社は、2030年のありたい姿として、「人を活かし、技術を活かし、時代の波に乗りつづける」企業を目指しています。そのありたい姿に向けて、現在当社では、これまでの当社を支えてきた基盤事業でしっかりと利益を創出しつつ、今後の市場成長が期待できる戦略事業の積極的な育成を図っています。これにより、当社が将来にわたって持続的に成長することのできる会社への変革を進めているところです。
こうした当社の成長に向けては、ここにいる皆さんをはじめ、従業員一人ひとりの活躍が不可欠です。そのためにはまず、従業員の皆さんがけがなく安全に、そして心身ともに健康であることが第一です。そして、三菱製鋼が「働きやすく」「働きがい」のある会社であり、さらに皆さんが「三菱製鋼に入って良かった」と思える会社であるよう、私自身も皆さんの声に真摯に向き合っていきます。よりやりがいを持って活躍できる会社へと発展させるために、一緒に頑張っていきましょう。皆さんの今後の成長と活躍を心から期待しています。