高周波超音波測定技術による鋼材清浄度評価の高度化と今後の展開
製品・研究開発
2025年07月11日
鋼材の清浄度(どれだけ不純物が少ないか)を評価するために、従来の顕微鏡観察に加えて「高周波超音波」を使う評価手法を確立しました。
この超音波探傷機を使用することで、鋼の中にあるごく小さな非金属介在物(不純物)を、広い範囲で従来よりも早く検出できます。その結果、鋼材の品質をこれまでより正確に判断できるようになりました。
現在、この方法は社内での鋼材検査に活用され、品質向上に大きく貢献しています。今後は、ばね鋼など高い強度が必要な材料にも適用を広げ、開発初期から迅速に品質評価を行うことで、製品開発自体のスピードアップを目指しています。

⇒設備紹介:三菱製鋼技報 VOL.37 2023(71~72ページ参照)
https://www.mitsubishisteel.co.jp/product/research-development-center/pdf/G2023_vol37.pdf
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