三菱製鋼室蘭特殊鋼 創業30周年記念祝賀会を開催

企業

2024年07月16日

当社子会社の三菱製鋼室蘭特殊鋼株式会社が、2024年4月に創業30周年を迎えたことを記念して、7月4日に室蘭市宮の森町の蓬崍殿で創業30周年記念祝賀会を開催しました。

三菱製鋼室蘭特殊鋼は、かつて東京都江東区にて「三菱製鋼・東京製作所」として電気炉による特殊鋼製造を営んでいましたが、鋼材事業を拡大することを目的として、東京製作所から北海道室蘭市への移転を決定し、1994年に当時の新日鉄・室蘭製鉄所(現在の日本製鉄・北日本製鉄所室蘭地区)の敷地内に移転し、当社が70%出資した三菱製鋼室蘭特殊鋼として特殊鋼の製造を開始しました。

祝賀会当日は、来賓として日本製鉄株式会社から北日本製鉄所 吉岡副所長、室蘭市からは青山市長をはじめ、当社役員の佐藤会長や山口社長、三菱製鋼室蘭特殊鋼から柴田社長(三菱製鋼上席執行役員鋼材事業部長)をはじめとする幹部や従業員、鋼菱会(協力会)関係者など総勢96名が参加しました。

祝賀会では、はじめに主催者の挨拶として同社の柴田社長が、これまでの感謝を出席者に伝えました。
(柴田社長挨拶 要旨)
「順風満帆ではなく幾多も困難がありましたが、一つひとつ乗り越えて成長し発展できたのは、私どもの製品を信頼して使い続けていただいているお客さま、先輩や社員の努力と献身、日本製鉄さまや地域の方々の支援のたまものです。これまでの30年間は今後続く未来への礎。これからも社会に貢献できる製品や製造技術を開発して一層飛躍していきたい」

柴田社長挨拶

次に室蘭特殊鋼設立の経緯や沿革、ロボットを導入した省人化や省エネ、脱炭素社会や生産可能エネルギー分野への取り組みなどを紹介し、続けて来賓の挨拶で、青山市長から「室蘭市は洋上風力の拠点で三菱製鋼室蘭特殊鋼が中心的な役割を担っていただきたいと期待しています。室蘭市もみなさんと共に発展し、ものづくり、鉄の街の存在を磨き上げていきたい」とのお言葉をいただきました。

さらに当社の山口社長より「需要の低迷、カーボンニュートラルへの対応、人手不足などの課題がありますが、皆さまとともに成長し乗り越えたい。賃金や職場環境の改善にも取り組み、40周年に向けてともに頑張りましょう」と挨拶しました。
その後、関係者による鏡開きを行い、佐藤会長の音頭で乾杯しました。出席者は、これまでの歴史を振り返りながら歓談しました。

関係者による鏡開きで30周年を祝う


三菱製鋼室蘭特殊鋼は創業30周年を迎え、これを新たな門出とし、皆様のご期待に応えるため、より一層の発展を目指してまいります。


【三菱製鋼室蘭特殊鋼㈱の概要】
所 在 地:北海道室蘭市仲町12番地
生産品目:特殊鋼鋼材(炭素鋼、低合金鋼、ばね鋼、非調質鋼、軸受鋼、快削鋼、工具鋼、窒化鋼)
創設年月:1992年3月
創業年月:1994年4月
従業員数:308名(2024年6月末現在)

祝賀会集合写真
室蘭製作所
圧延工場

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