2024年度入社式 社長挨拶

その他

2024年04月01日

新入社員に挨拶する山口社長

皆さん入社おめでとうございます。代表取締役社長執行役員の山口です。本日、ここに12名の新しい仲間を迎えることができ、大変嬉しく思っております。三菱製鋼を代表してお祝いすると共に、皆さんを心から歓迎いたします。

また、記念すべきこの日にあたり、これまで皆さんを育ててくれたご家族をはじめ、支えてきて下さった方々に感謝の気持ちをぜひ伝えてください。そして、その気持ちを忘れずに持ち続けていただきたいと思います。 皆さんは、学生生活の大半をコロナ影響による制約を受けた世代だと思います。我慢を強いられる環境を乗り越えた皆さんだからこそ、オンラインでのコミュニケーションの取り方を自然に身に着けているなどの強みがあると思います。これからは思う存分先輩や上司とコミュニケーションを取り、業務に励んでください。

入社式の様子

さて、当社は1904年東京スプリング製作所という、紡績機械用の小さなばねをつくることから始まった、120年の歴史がある古い会社です。第一次世界大戦が始まると、ばねの材料は入手困難になり、我々の先人たちは、「それなら自分達でばねの材料を作ろう」と考え、素人が特殊鋼の生産に乗り出しました。これはまさに現代で言うベンチャー企業であり、「素材から製品まで」作り上げる精神は現在も引き継がれています。例えば新しい事業の開拓に向けて、昨年から「新規事業創出チャレンジ」プログラムをスタートさせ、従業員から事業アイデアを募集しました。25名からの応募があり、最終的に勝ち残った3名のアイデアは発案者が中心となり、事業化を目指していく計画です。皆さんも、与えられることを待つのではなく、自分の頭で考え、自分の意見を持って主体的に行動し、成果を出せる社員になって下さい。失敗を恐れず、どんどんチャレンジして下さい。

当社が昨年度に公表した中期経営計画は、2030年のありたい姿として「人を活かし技術を活かし、時代の波に乗りつづける」をキーワードに掲げました。会社にとって何よりも重要なのは「人」であり、従業員一人ひとりが働きがいをもって業務に取り組み、力を発揮し、成長を続けることで、会社も持続的に成長することに繋がると考えています。そのためにはまず、従業員の皆さんがケガなく安全に、そして心身共に健康であることが第一です。皆さんが「三菱製鋼に入って良かった」と思える会社であるよう、私自身も皆さんの声に真摯に向き合っていきます。よりやりがいを持って活躍できる会社に発展させるために、一緒に頑張っていきましょう。皆さんの今後の成長と活躍を心から期待しています。