電子部品事業の拡大を目指す

製品・研究開発

2004年09月07日

電子部品を単品からモジュール製品へと、より付加価値の高い製品へ事業展開を図る当社は、モジュール化のための製造技術の一つであるインサート成形技術を使った事業の拡大を目指す。

当社の精密ばね(線ばね、板ばね)は従来よりAV機器、パソコン等の電子機器に数多く使われているが、インサート成形技術の導入によりモジュール化が容易となり製品の裾野が一気に広がった。

今回新たにラインアップした製品は、デジタルカメラ用ブラシ接点、デジタルカメラ用ロータリースイッチ、各種リーフスイッチ、各種接点端子等であるが、これらは当社が携帯電話用内蔵アンテナの生産委託をしていたヒューマン電機株式会社(埼玉県北足立郡伊奈町)を、本年4月に完全子会社化したことにより増加したものである。

これら電子部品の生産拠点はコストダウンとユーザーの現調化に対応する為、国内と海外の二本立てで対応していく。

国内生産拠点は、ヒューマン電機株式会社と宇都宮製作所(宇都宮市平出工業団地)で設計・開発試作を担当し、量産は海外のMSM CEBU,INC.(フィリピン)に加え、中国の寧波菱鋼精密部件有限公司(浙江省)を予定している。

当社は今後更に精密ばねとインサート成形技術の組合せにより、高付加価値のモジュール製品の設計・開発・生産を目指す。

デジタルカメラ用ブラシ接点
各種接点端子
携帯電話用内蔵アンテナ
全自動成形機
ヒューマン電機株式会社