携帯電話用内蔵アンテナの生産開始

製品・研究開発

2004年03月10日

精密部品事業部は昨年12月より携帯電話用の内蔵アンテナの生産を開始した。

携帯電話用のアンテナは現在引き出し型だが今後内蔵型が主流になり更に高級機種では3,4個の内蔵アンテナが搭載される。

当社は、開発の迅速化、受注変動への対応などを考慮して生産体制は当初から国内と海外の二本立てとする。
国内の生産拠点は宇都宮製作所で、試作立上げと国内向けの供給が役割、海外の生産拠点はフィリッピンの子会社PRECISION SPRINGS CEBU,INC.(PSKセブ)で、プレス品の製造から樹脂成形(※1インサート成形)、後工程まで一貫体制を構築する。

更に今後当社は、携帯電話内蔵アンテナの生産に伴い、同様にインサート成形品を多く使用するパソコンやデジタルビデオカメラへの供給も視野にいれ開発を進める予定である。

内蔵アンテナを2個装着した携帯電話
  1. ※1インサート成形
    インサート成形とは、金型内にインサート品を装填した後、樹脂を注入してインサート品を溶融樹脂で包んで固化させ、一体化した複合部品を作る工法です。