自分オリジナルの成分を考案して、
世界に売り出したい

中條 伸仁 NOBUHITO CHUJO 

技術開発センター
2013 年度入社
総合理工学府 量子プロセス理工学専攻

自分オリジナルの成分を考案して、
世界に売り出したい

中條 伸仁 NOBUHITO CHUJO 

技術開発センター
2013 年度入社
総合理工学府 量子プロセス理工学専攻

01 INTERVIEW

材料が変わることで世の中が進化する

私が鉄鋼と関わるようになった発端は、高校時代にあります。当時、大学での専攻を選択するにあたり、工学部までは絞り込んだものの、何を自分の専門領域として選ぶべきか決められませんでした。すると、迷っている私の様子を見ていた先生が「材料はすべての始まり。材料が変わることで世の中が進化してきた」という話をしてくれました。その話に共感した私は、材料工学の分野に進み、材料メーカーへの就職を希望するように。そして、いろいろな材料系メーカーを探す中で三菱製鋼を知り、会社説明会や選考を通して社員の人柄や社風に接して、「この会社ならば自分らしく働ける」と感じて入社したいと考えました。

02 INTERVIEW

奥深くて面白い軟磁性材料に取り組む

私は、電子回路に不可欠なインダクター(コイル)などとして、スマートフォンやノートPC、自動車など幅広い分野で使用される軟磁性材料の開発に携わっています。軟磁性材料は、Fe、Ni、Coなどの元素を添加することにより、多様な特性を得ることができる物質ですが、添加物のわずか1%の違いで、磁気特性に優れたアモルファスと呼ばれる状態になったり、ならなかったり。また、ひとつの特性が良くなっても、代わりに別の特性が悪くなってしまうという難しさもあります。さらに、添加物で成分を変える他に、作り方や後処理方法を変えることで特性を高めるというアプローチ方法もあります。考えうる手法を一つひとつ試しながら、材料の性能をあげていくのは、奥が深くて面白い仕事です。

03 INTERVIEW

粉末磁性体の研究成果を
国際学会で発表

入社してからの印象的だった出来事として、Asian powder Metallurgy Associationという国際学会での発表があります。テーマは、「軟磁性粉末の充填率の磁気特性への影響」※1について。発表当日は、あまり得意でない英語での質疑応答もあり、かなり緊張しました。ですが、自分の仕事の成果を世界の皆さんに向けて発信するという経験ができたことは、間違いなく研究者としての成長の糧にできるはずです。
これからの目標は、現在関わっている軟磁性粉末の売上を拡大することです。そのためには、成分設計による材料の特性改善や、後処理方法の検討を今以上に深めていかなくてはなりません。軟磁性材料についての技術力をもっと高めて、いつかは私オリジナルの成分を考案して、世界の市場に売り出していきたいですね。

※1 大きい粉と小さい粉を混ぜた時の磁気特性への影響
休日の過ごし方

シングルプレイヤーを目指して
腕を磨く

学生時代にゴルフ場でアルバイトをしたことがキッカケで、ゴルフを続けています。こちらに異動する前に福島の広田事業所で勤務していた頃は、毎週のようにプレイしました。今の職場である千葉製作所は、近くのゴルフ場を利用する場合は、以前よりも費用がかかってしまう環境ですが、構内の中庭が芝生になっていて、アプローチやパットの練習ができるようになっています。昼休みにいつも何人かのゴルフ好きが集まっていて、私もその中によく混じっています。また日常的に練習やプレイを楽しむだけでなく、競技ゴルフもやっていて、三菱グループの大会に参加しています。せっかくゴルフを始めたからには、シングルプレイヤーを目指して腕を磨いていきます。