2016年5月26日

2016中期経営計画(2016年度~2020年度)
~「特殊鋼をつくり加工する」会社から「付加価値を素材から創る」会社へ~

過去の振り返り① ~成長性・収益性~

  • 1990年代後半に鋼材部門の構造改革に着手し、2000年代からの建機需要・中国の好景気を取り込み売上・利益を拡大してきました。しかし足元では中国需要も建機需要も減速しています

過去の振り返り② ~財務健全性~

  • 前頁の業績推移の結果、増大した有利子負債を1/4水準まで圧縮し、現在ではネットキャッシュ化(手元流動性が有利子負債を上回る状態)しています
  • リーマンショック以降は当社成長の牽引役であった建機需要が減速し苦しい状況の中、海外を中心として投資を再開しています

2016中期経営計画スローガンと中期経営ビジョン

2016中期経営計画スローガン

中期経営ビジョン

経営目的① ~中期経営計画の位置づけ~

  • 2020年度は、主に素形材の上・下流取り込みの為のM&A、自動車用途の拡大により、売上1,700億円、ROE8%を目指します
  • 2025年度は、今中期で仕込む鋼材-ばねのシナジーを刈り取り、売上2,500億円、ROE10%超を目指します

経営目的② ~重要経営指標(KPI)と目標~

  • 2020年度は売上高1,700億円、ROE8%、海外売上比率47%、2025年度では同2,500億円、10%超、65%を目標とします
  • 2016~2018年度の3ヵ年にかけて設備約260億円、M&A枠210億円の投資を予算化します
  1. 注1海外売上比率を算出する際の売上高は、顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類
  2. 注2ROE= 当期純利益/自己資本(期首期末平均)
  3. 注3ネットD/Eレシオ=(有利子負債残高-現金預金-短期有価証券)/自己資本
  4. 注4投資額=有形無形固定資産増加額+関係会社株式増加額

基本方針①~2016中期経営計画骨子 3つの大方針~

3大方針

基本方針①~2016中期経営計画骨子 方針の展開~

基本方針② ~変革テーマと重点企業施策~

  • 従来掲げてきた変革テーマは一部解釈を拡張し、4テーマから5テーマに変更します
  • 変革5テーマは、10項目の重点企業施策を通じて推進します

各事業部の取り組み:特殊鋼鋼材事業

特殊鋼鋼材事業

  • 【重点施策①】投資: 3年間(2016年度~2018年度)で約90億円の老朽設備更新・戦略投資を計画
    • 数年間は、老朽更新の償却費負担が先行するが、2018年度以降には大きなメリットを見込む
    • 2019年度以降は室蘭コンビナートのコストダウン・生産性向上・品質向上のための設備投資を検討
  • 【重点施策④】拡販:インドネシアでの特殊鋼の製造・販売
    • インドネシアJTSで製造した特殊鋼を現地の日系メーカーを中心に拡販する
  • 【重点施策⑧】海外展開:ばね事業のグローバル拠点への素材供給を軸にした海外進出
    • インドネシアの能力増強および北米・インドへの進出を具体的に進め、各拠点からのサプライチェーンの構築と現地での特殊鋼販売を進める
  • 試験研究:技術開発センターとタイアップし、商品化のスピードを早めていく

各事業部の取り組み:ばね事業

ばね事業

  • 【重点施策⑦】インドネシア現地一貫生産による板ばねのグローバル拡販
    • インドネシア一貫生産によるコスト競争力向上 日本/インド/タイ向け拡大、北米向け参入
  • 【重点施策②】巻ばね・スタビライザーのグローバル供給網の構築
    • メキシコ拠点の早期立上げ
    • 欧州への事業進出→M&Aも視野に入れた拠点拡張→グローバルサプライヤーの地位確立
  • 【重点施策③】技術開発力の強化
    • 軽量化への取り組み・コストダウン推進

各事業部の取り組み:素形材事業

素形材事業

  • 【重点施策⑩】一貫モデル(材料から組立まで)の構築に向けた特殊溶解炉の新設・増設
    • VIM設備新設によるマスターヒート・精密機械加工品用素材の一貫モデル化
    • 粉末用ガスアトマイズ量産炉の新設、水アトマイズ溶解炉を増設
  • 【重点施策⑨】ターボチャージャー市場への拡販
    • M&A(粉末冶金関連、サブアッセンブリー関連)も視野に入れたターボチャージャー市場における一貫モデルの強化
  • 製造拠点の最適化
    • 労働集約的な下工程の最適化を検討
    • タービンホイール、ノズルベーンの旺盛な顧客需要へ対応

各事業部の取り組み:機器装置事業

機器装置事業

  • 鍛圧機械:パッケージ受注・海外展開の強化
    • 総合エンジニアリング会社としての技術力・開発力を生かし、製造ラインのパッケージ受注化
    • 中国・韓国・台湾・インドなどのアジア展開やグループ会社の拠点を生かした北米進出
  • 設備投資支援
    • 三菱製鋼室蘭特殊鋼(株)の設備リフレッシュなどグループ会社の設備投資を支援
  • 防護装備品:民需取引の拡大
    • オリンピック・原子力施設向けなどの自然災害及びテロ対策用の新規需要の獲得
  • 環境装置:新技術と操業ノウハウを生かし拡販
    • 長崎市(東部下水処理場)に設置した新技術を用いた下水汚泥処理プラント「メタサウルス」のショールーム化と操業ノウハウを生かした拡販
    • 中国を始めとする海外への展開及び新技術(水熱処理技術)の応用による拡販
<将来見通しに関する注意事項>
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